製麺業を営む家庭に生まれ育ったヌードルライター・山田祐一郎が綴る日々の実食レポートです。
「1日1麺」をモットーに、ラーメンやうどんなど幅広い麺々をご紹介しています。
福岡を中心に、九州各地、稀に九州外の一杯も登場!?
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08年一の一杯!? 『らーめん屋たつし』


バイクを飛ばして東区へ。
その日のお目当ては『らーめん屋たつし』。
自宅から少し離れていることもあり、
頻繁には通えないのですが、
近くを通る際はなるべく立ち寄るようにしている最近のお気に入りです。

住宅街にぽつんと佇む感じで、
はじめて訪れた際はちょっと迷いました。
前回お邪魔した時も昼の閉店間際の13:40ごろだったのですが、
その日も店外に並ぶ先客あり。

こちらがメニュー。


前回は普通のラーメンだったので、
屋号を冠する「たつしラーメン」を注文しました。

▼こちらがたつしラーメンさま 1杯480円


見ての通り、丼にはマー油が浮かびます。
スープを口に運ぶと、こんがりと香ばしい香りがふわり。
デフォルトの豚骨スープは、コクがありつつ、後口はさっぱり。
とてもキレが良かったと記憶します。
そこにマー油のパンチが加わり、
気持ちよいハーモニーを奏でます。

店主に話を伺うと、
麺はパスタマシンを使ってご自身で作られているとのこと。
忙しくなった今でも、そのこだわりは変わりません。
「同業者から無茶だと笑われることもありますよ」
とおっしゃる店主がなんだか嬉しそうだったのが印象的でした。
現在、パスタマシンは2代目に。
初代は使いすぎて壊れてしまったそうです。

麺はストレートの細麺。
風味が良く、歯切れも申し分なし。
それでいて、もっちり感をも感じさせる麺は、
どこかパスタを思わせる仕上がりです。
いつか太麺でも食べてみたいですね。


忘れちゃいけないのがコレ。
オリーブオイルに唐辛子などの薬味を加えて作っている特製香味油です。
はじめて来店した際、替え玉をしたところ、
「辛いのが好きでしたら、いかがですか」と出して頂いた。
これをスープに絡ませると、コクが深まり、辛みによるアクセントが加わります。
一杯目はそのままを味を、
替え玉は香味油を添えて味わうのがマイスタイルとなりました。
辛いのが好きな方は、ぜひお試しを。

1日10杯限定の塩ラーメンも美味しいそうです。
今度は塩狙いで伺うとします。


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『らーめん屋たつし』
福岡市東区名島3-32-8
営業/11:30〜14:00、17:30〜20:00
休み/木曜


『けごんらーめん』〜味噌の恋しい季節です〜


だんだんと冬らしい気候になってきました。
昼はともかく、朝晩は冷え込みます。
これから恋しくなってくるのが、味噌ラーメン。
味噌って、寒さを和らげてくれますよね。
大好きな味です。

さて、紹介するのが、『けごんらーめん』さん。
警固の四つ角付近にある味噌ラーメン専門店です。


カウンターだけのこじんまりとしたお店ですが、
木の温かみが伝わってくる、アットホームな雰囲気が魅力です。

メニューはこちら。


この日は基本の味噌ラーメンをチョイスしました。

▼こちらが、味噌ラーメンさま


味噌ラーメンというと、
おおよそ重くてずっしりした味わいをイメージしますが、
こちらはすっきりとした後口です。
味噌のコクはきちんと表現されています。
スープに浮いた背脂によってパンチを加えるのがこちら流です。

麺は平打ち。中太くらいでしょうか。
スープとの絡みもよく、唇までしっかりスープを連れてきてくれます。
もっちり感も楽しめました。

うーん、また我が身に味噌ブーム到来の予感。

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『けごんらーめん』
住所 福岡市中央区警固2-12-18
電話 092-716-5052
営業 11:30〜16:00、18:00〜02:00
   日祝は12:00〜16:00、18:00〜22:00
休日 なし
『大名ちんちん』で担々麺を啜る


最近、よく行く担々麺屋があります。
『大名ちんちん』という赤坂にあるお店です。
オープンしたのは確か二年前くらい。

先日記事を担当したデパートのグルメ特集では、
こちらが作っているドレッシングが大評判という話でした。
なかなか目の付けどころが良いみたいですね。


メニューはこちら。
お得なランチセットもあります。
病み上がりなので、
控えめに担々麺の単品を注文しました。

▼こちらが担々麺様


ダシの風味が豊かで、
いつ食べても美味しく感じます。
食べ手を飽きさせない一杯です。
見た目は赤みを帯びた茶色。
とても辛そうに見えますが、
刺激は控えめです。
肉味噌の味付けも素晴らしい。
香りも良く、丼が運ばれるや、
すぐに食欲がざわめきだします。


中太麺で、量はほどよい感じ。
ぐいぐいと食べ進めました。

ちなみに一杯550円。
このクオリティで、この価格は安い!

こちらには担々麺以外にも、
まだまだ美味しい麺料理があります。
次回はそちらをご紹介します。

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福岡市中央区赤坂1−7−27
電話/092-715-5650
営業/11:00〜21:30
休日/日曜
『六厘舎』ラーメンスタジアム2


先日、キャナルシティ博多内に期間限定で出店している
『六厘舎』さんへ出掛けてきました。
本日11/9(日)が最終日なので、
今頃お店にはかなりの行列ができていることでしょう。



その日は11時30分くらいに着いたのですが、
すでに店内はお客さんでいっぱい。。。
二組先に並んでいたので、その後に並びました。
しばらくするとあれよあれよと人だかりが。
あっという間に十組以上の行列に。
ぎりぎりセーフですな。

さて、通常のものとあつもりがあったのですが、
通常のものを、麺量も普通にして食券を購入。

「極太麺ゆえに茹で時間がかかります」と仰々しく書いてありましたが、
十人前くらいを一気に茹でているようで、
タイミングも良かったのでしょう、それほど待たずに麺にありつけました。

▼こちらがつけ麺さま


まずはつけだれを味見します。
とろみがあって口当たりが良い。
豚骨と鶏ガラでスープをとっているそうですが、
素材の甘みがしっかり出ていました。



見ての通り、こんもりと盛られた魚粉がアクセントです。
少しづつ溶かしながら食べると、
味わいが豊かに変化してゆきます。
ベースのスープの味付けがかなりストロングなのですが、
魚粉のインパクトの方が勝ってましたね。
すべて溶かし終えると、ほどよいバランスのスープに。



そして麺です。
こちらの麺は東京の老舗製麺所「浅草開花楼」さんが手掛けたもの。
以前からdancyuなどで名前は知っていましたが、
なるほど「一店、一麺」を信条にされているだけあって、
六厘舎さんのスープとの相性は申し分なし。
豪腕系の極太麺ですが、いやらしくない。
ほどよいねじれ具合でスープがよく絡んでいました。
シコシコ感を存分に楽しみました。

最後はつけだれを割ってもらい、完食。


心残りなのが、時間の都合で東池袋大勝軒まで回れなかったこと。
こちらは東京行きの際の楽しみにとっておくことにします。


『B-1グランプリ』
>

先日、九州ウォーカーのお仕事「B-1グランプリ」特集に
携わりました。

B-1とは何ぞや。

簡単に言うと、全国各地からご当地グルメ・B級グルメが集まる祭典です。
もう少し詳しく知りたい方は、
公式HPを覗いてみてくださいな。

さて原稿書いてた時から気になって、
初日に出掛けて来ましたよ。

現地ではお世話になった久留米市役所のご担当者にご挨拶。

東京からわざわざお越しになっていた放送作家・すずきB氏ともご挨拶をさせて頂きました。
すずきBさんは実際にお会いしてみると、すごくクール。
秘密のケンミンSHOW、ぷっすまなどを手掛ける多忙な方なのですが、
朝一番で久留米入りされたらしく、
お会いした段階でかなり回られてらっしゃいました。
どこが美味しかったかをヒアリングし、
※すずきさんのブログでは実況中継されていました!
いざ、食の祭典を満喫!


▼はじめに食べたのがこちら。


「黒石つゆやきそば」です。
ソースやきそばに和風のダシつゆをかけて食べる、というもの。
いやー、世の中は広いですねえ。
お味の方は、実におもしろい。
結構これが美味いのです。
もっちり麺がグッドですな。


▼続いて、正当派のやきそばも


「横手やきそば」の特徴は目玉焼きと福神漬けがトッピングされている点。
麺は角麺で食べ応えありでした。
あっさりめで食べやすかったです。

▼白くてコロコロしているからシロコロホルモン



この会場では、ここで打ち止め。

次の会場に向かってみるとショックな出来事が。
(会場は3つあって、回遊しながらグルメが楽しめるのです)
お目当ての富士宮やきそばが売り切れていた。。。
さすが2大会連続の人気ナンバー1。

麺は諦めて、すずきさんイチオシの八戸せんべい汁を食す

▼これがせんべい汁


もっちりとしたせんべい(箸で持っているやつ)の食感が良かった!
せんべいって汁物にいれるとこんな感じになるんだ。
発見、驚きがたくさんありますなあ。


▼これはゼリーフライというお料理


お腹は膨れてきたものの、
未知の料理にはついつい箸がのびる。
衣がないコロッケのようなものをイメージして頂ければ良いかと。
スイートポテトのおつまみ版!?
おからを使っているそうで、
見た目以上に中はふっくら。
味付けもなかなかのもの。正直、美味しかった。


15時を過ぎても会場にはこれだけの、人、人、人。


人をこれだけ動かせる“食”の可能性に感動しつつ、
また気持ちを新たにするのでした。

久留米市役所の皆様、
当日の作り手の皆様、お疲れ様でした!
大満足です。
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